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趣旨
本学では、技術支援・設備共用コアステーション(CoSMOS:グローバルファシリティセンターと技術支援本部の協働組織)を設置し、『北大コアファシリティ構想』として、機器共用機能の強化と技術職員の育成・活躍促進を進めています。
このたび、本構想における研究教育基盤強化プログラムの一環として「R&T(Researcher & Technician)コラボプロジェクト」を実施します。本プロジェクトは、研究者と技術職員が共同して行う研究教育プロジェクトに対し経費の支援を行い、研究者と技術職員によるチーム型のプロジェクトを推進することで、本学における多様で卓越した研究・教育の推進と活性化、技術職員のスキルアップなど研究教育推進体制の強化を目指すものです。
参考)
●これまでの採択プロジェクト
https://cosmos.gfc.hokudai.ac.jp/collaboration
●ほくだい技術者図鑑(技術職員データベース)
https://cosmos.gfc.hokudai.ac.jp/hu_techmap/
応募要件
- 本学における研究・教育の活性化に繋がるプロジェクトであること。
- 教員(研究員、PD を含む)と技術職員(本学技術職員であること)が共同で実施する研究教育プロジェクトであること。(技術職員の参画が必須)
分野や専門性が互いに異なる教員と技術職員が組むなど、技術で新たに繋がるようなプロジェクトも歓迎します。波及効果として、技術職員の学位取得、新たな共同研究、論文公表、特許取得への貢献などに繋がることを期待します。
提出書類及び提出期限
【提出書類】
1. R&T(第4期)コラボプロジェクト申請書(様式1)
2. 備品購入がある場合は見積書を添付
【提出期限】令和6年12月13日(金)
【採択決定】令和6年12月下旬を予定
【プロジェクト開始】採択決定次第
【予算配分時期】令和6年度分:令和7年1月以降
令和7年度分:令和7年4月以降(予算が決定次第)
支援内容
1件あたり、総額 150 万円を上限とし 4~5 件程度の採択を予定。ただし、採択数を踏まえ、支援額を決定する。
令和6年度の予算配分額は審査の上、採択時に決定。ただし、令和7年度に渡るプロジェクトの場合、令和7年度の予算配分は、予算が確保され次第の執行となります(下記「留意事項」をご確認ください)。
支援期間
令和6年度〜令和7年度(令和6年度のみのプロジェクトも可)
審査の観点と支援対象経費
■審査観点
観点1. 研究および教育における提案課題の重要性
・課題の目的や意義が明確であり、推進すべき重要な研究教育課題であるか
観点2. 計画・方法・予算の妥当性
・方法、計画等は具体的かつ適切であるか
・経費は課題実施のための妥当なものとなっているか
観点3. 課題の推進体制と波及効果
・計画に対する十分な遂行能力を有しており、研究者と技術系職員によるチーム型の研究教育推進体制の強化を目指すものであるか
・期待される成果が本学の研究教育の発展に資するものであり、その波及効果が十分に期待されるものであるか
■支援対象経費
プロジェクトに必要な経費で次に掲げるもの
①設備備品費
②消耗品費
③旅費・交通費
④その他(謝金等・プロジェクト推進に必要な経費)
提出方法及び提出先 ・問い合わせ先
提出期限までに,上記提出書類を創成研究機構グローバルファシリティセンター(下記のメールアドレス宛)へe-mail で提出してください。
ご不明な点がある場合の問い合わせも、下記のメールアドレス宛にお願いします。
申請書の提出・問い合わせ先:e-mail:cosmos[at]gfc.hokudai.ac.jp
内線:9148
担当者:創成研究機構グローバルファシリティセンター 佐々木
※提出先のお間違いにご注意ください。
留意事項
- 本支援は,令和6年度のコアファシリティ関連事業費で実施しますが,令和7年度の事業予算額に関しては未定です。状況によっては,令和7年度の配分予算が申請額より減額となる場合がありますことを予めご了承ください。
- CoSMOS WEBページ(https://cosmos.gfc.hokudai.ac.jp)や広報媒体に概要等の掲載をお願いする場合があります。
- 採択者には,プロジェクト終了後に報告書の提出のお願いする予定です。
- 本支援で創出された発明等は,原則として職務発明となり,本学の職務発明規程に則ります。
Q&A
Q1:今回提案に必須である技術職員はどういった方々なのでしょうか?
A1:多岐にわたる教育・研究活動を円滑に進めるための技術の専門家として働く職員です。詳しくは、下記ほくだい技術者図鑑、技術支援本部のページをご覧ください。
Q1:オープンファシリティの利用料や受託分析、加工依頼の予算も計上できますか?
A1:可能です。基本外部資金で依頼が可能なものは計上できます。
Q2:申請書ですが、1ページ目の様式部分(名前や所属などの欄)を含めるとトータル3ページになるという解釈で良いでしょうか?
A2:はい。申請書は、トータルで3ページ以内(メンバーや予算等の基本情報で1ページ、実施内容で2ページを想定)となります。
Q3:予算の年度繰り越しは可能でしょうか?
A3:予算の年度繰り越しはできません。
過去採択プロジェクト
RT01(R3採択)
- 遠隔リアルタイム農場実習プログラムの開発
- 自動薄片製作装置開発プロジェクト
- トモグラフィ画像データの自動・リモート管理システムの開発
- 簡易ガス圧印加装置の開発と有機導体における量子臨界性研究への応用
- 対面教育と同等の教育効果を有するweb教材の開発
- NICUと在宅・特別支援学校における人工呼吸器ケアの質向上のための360度動画教材開発
- シミュレーターやVR動画を活用したオンライン実習プログラムの構築
- 3Dプリンターを活用した「ものづくり」教育支援の取組み
- 研究者と技術者とのコラボレーションによるヒグマの捕獲・放獣の技術・方法の確立
- ナノサイズの氷宇宙ダストの微小重力環境下での再現実験
- 同位体顕微鏡の凍結試料導入機構の開発
RT02(R4採択)
- マイクロナノパターンの表面形状がマクロファージに与える影響についての微細組織解析
- SEMを用いた電子線照射によるナノデバイスへの局所溶着法の開発
- 手動開閉機構の電動化技術構築
- 人文・社会科学の研究DXを目指すCAQDASを用いた共同分析ワークフローの構築
- NMR法を活用したPET製造廃水処理の省エネルギー新規技術開発とその管理技術の提案
- 能動的学習を可能とする受講者参加型web教材の開発
- 電気パルス発生装置共同開発による研究・教育における新展開の創出
- 北海道大学研究林における猛禽類繁殖状況モニタリング
RT03(R5採択)
大気非暴露STEM試料トランスファーユニットの開発
北大発超小型LCと質量分析におけるハイフネーテッド法の確立‐超小型LC-MSエコシステム
北海道の水環境の安全保証に向けた1H-NMR法に基づく水質モニタリングの試み
断片化傾向が顕著な化合物にも適用し得るFD-MS測定法の開発
デプスカメラを使用したわずかな動きを計測するための動作解析システムの開発
観測ロケット実験による炭素質宇宙ダストの生成環境を読み解くための辞書作り
麻酔が与える苦痛からウサギを開放する新規麻酔法の開発
自動巡回型RI汚染探査ロボットによる放射線施設のRI汚染検知システムの開発
農場における技術継承のための技術カタログ化 〜アーカイブ化の先に挑む〜