SFP04の公募を開始しました。
SFP04-Web相談会(12月14日、21日、28日)申込はこちら
趣旨・目的
北大テックガレージ(HUTG)Spring Founders Program(SFP)は,モノづくりを通して学生自らが世の中にプロダクトを提案することを目指した2ヶ月間のプログラムです。フロンティア精神を胸に,世の中に新たな価値を生み出すことに挑戦する技術系プロジェクトを応援します。
世の中の多くの新製品と同様に,多くの挑戦的なプロジェクトは失敗します。このプログラムは失敗しても良く,挑戦を続ける限り活動資金の返済義務は負いません。
本プログラムに採択された場合,以下のことが可能となります。
- 企業が用意した課題を解決するのではなく,自分たちが自ら考える課題やニーズに応えるプロダクトを自由に作ることができます。
- 自らのアイデアに基づく技術的なプロダクトをユーザーや社会に対してデプロイすることに挑戦できます。
- 採択されたメンバーは,SFPを通して,学びと経験,新たなネットワークを作ることができます。
自分たちの技術プロジェクトをやり遂げ,プロダクトを世の中に展開し社会に問うことは,貴重な経験と大切な仲間を得られる機会です。さらに,プロジェクトが成功した場合には,次のステージに挑戦し,大きなリターンを得ることができるかもしれません。HUTGでは、世界を変えることを目指す未来のアントレプレナーの挑戦を応援します。
プログラム内容
本プログラムに採択された場合,定例会に参加しながら,テックガレージにてプロダクトを自由に作ることができます。毎週水曜日に行われる定例会では,プロダクト開発に必要な考え方や手法を学ぶ実践的レクチャーに加え,活躍するスタートアップ創業者や投資家を招き,交流する機会を提供します。本プログラムはプロダクト開発を目的とし、起業を目指すプログラムではありません。10年後の起業家を育てるプログラムです。
提供するもの
- 利用可能な作業スペース (3Dプリンター,高性能PC,iPad等のデバイス、レーザーカッターが利用可能)*FMI(フード&メディカルイノベーション)国際拠点棟1階テックガレージ 住所:札幌市北区北21条西11丁目
- 定期的な相談会
- 同じバッチで切磋琢磨する仲間
- プログラム期間中の活動資金 (総額最大30 万円。開発および使用計画をもとに金額を決定します。活動資金は前期と後期2回に分けて支給し,中間発表時にプロジェクトの継続審査を行い、継続の可否と後期の活動資金額を判断します。)
※ 提供する工作機械や環境は,必要に応じてアップデートしていきます。
HUTGでは,皆さんが技術プロジェクトに集中し,開発速度を上げるための環境を提供します。
プログラム実施期間
2023年2月1日(水)から3月22日(水)(約2ヶ月間)
定例会スケジュール(18時~20時 FMI国際拠点棟2階)
2月1日(水):キックオフ・安全講習(初回のみ17時~20時)
2月8日(水);プロトタイプ発表
2月15日(水):顧客インタビューの情報共有
2月22日(水):中間発表(ピッチ形式)
3月1日(水):PV(プロモーションビデオ)動画作製講習
3月8日(水):PV動画発表会
3月15日(水):ゲスト講義
3月22日(水):最終発表(ピッチ形式)・交流会
※各回ゲストによる講義等もあります
応募条件
- 北海道大学の在学中の学生 (学部生,修士課程,博士課程,専門職学位課程) がリーダー (またはリーダーのうちの一人) であるチームに限ります。また参加メンバーも、大学に在学していることが条件です。チームメンバーは、2人以上4人以下をお勧めします。(休学中の学生は対象外)
- 本プログラムでは,技術的な要素を含むプロジェクトを支援します。次のようなプロジェクトは対象としません。
・顧客の存在しないメディアアート
・想像上のユーザーの、想像上のニーズに基づくプロダクト
・テクノロジの関わらないサービス
・ビジネス主体のプロダクト - チームに最低一人以上のエンジニア(手を動かせる人)がいることが必須です(エンジニアは多ければ多いほど望ましいです)。
- 開発に必要な技術を有し、自分たちで開発することができることが条件です。
- 特別の理由がない限り,メンバー全員がプログラム期間中に開催される毎週水曜日の定例会に参加してください。
- 本プログラムでは、中間発表( 2月22日 (水 ) を予定)で審査を行い、通過チームのみ開発を続けることができます。
- 必須ではありませんが、web相談会に参加することを推奨します。
- 北海道大学の新型コロナウイルスの感染予防ルールを遵守すること。
- すでに起業しているチームは応募できません。
- 本プログラムに参画する学生で,財団法人日本国際教育支援協会が取り扱う「学生教育研究災害傷害保険」及び「学研災付帯賠償責任保険」に加入していない方は,プログラム開始までに必ず加入してください。
- 過去に参加したHUTG(SFP)と同一のプロダクトでの申請はできません。
応募締切・方法(応募から開始までのプロセス)
2023年1月4日(水)23:59(JST)までに応募フォームから応募してください。追加募集を開始しました。
全ての応募者(チーム)に対して,応募締切から2週間以内に書類選考の選考結果と,面接の日程調整のご連絡をいたします。面接は20分程度の対話形式で行います。資料は必要ありませんが,伝わりにくいプロダクトの場合,それらをうまく伝えるための資料の準備をお勧めします。ラフスケッチ,プロトタイプのデモなどでも構いません。
応募フォームでは以下の項目について記述をお願いするため,Word等で下書きをしてからオンライン上のフォームに記入することをおすすめします。
- 代表者のメールアドレス
- チームメンバー (名前,メールアドレス,大学,学部,学科,年次)
- チームメンバーの関係性
- プロジェクトのアイデアの詳細
- 作るものを一言でいうと
- なぜこのアイデアを選んだのですか? なぜあなたなのですか? (専門性などがありますか?) なぜ今やるべきだと思いますか?
- あなたのプロジェクトはどのような課題(ニーズ・社会課題など)を解決しますか?想定される顧客(お金を出してでもそのプロダクトが欲しいと思うユーザー)を教えて下さい
- 最終的なゴールとプログラム期間中(2か月間)のゴール、開発スケジュール、教えて下さい
(どういったスケジュールでこの2ヶ月で、何をどこまで完成させるか) - プログラム期間内(2か月間)の開発目標を明確にし、開発計画に応じた具体的な予算計画を立ててください(いつ頃、どれくらいの金額を、何に使用するか)
【記入例】(2月)人感センサー:20,000円、温度センサー:5,000円、Raspberry Pi 4:5,000円、塩ビパイプ:2,000円 (3月)アルミ板:3,000円、ステッピングモーター:6,000円、・・・
※ノートPCやタブレットなどは原則貸し出しますので、ウェブページに掲載されている物品リストを確認して下さい - 過去の技術プロジェクトの経験
- プログラム期間中,既に他の予定が入っている場合は,その概要を教えてください
- なぜ応募しようと思ったか簡単に教えてください
審査方法と採択予定件数
- 応募締切後に書類選考を行い,書類選考通過者(チーム)には,面接選考を実施いたします(※応募フォームの記入項目は全て審査の対象となります)。
- 本プログラムの採択チーム数は5チーム程度を予定しております。
募集するプロジェクトについて
- 応募いただく技術プロジェクトのテーマに限定はありません。Web やモバイルアプリ以外の技術プロジェクトを積極的に募集しています。
- ビジネス化が可能かどうかは応募の段階では問いません。
- 必ず技術的な要素を含んだプロジェクトにしてください。また期間中に最低限プロトタイプを作り,それをユーザーや社会にデプロイすることを前提として考えてください。
- 本プログラムでは,まっとうなアイデアよりも,我々が聞いたことも見たこともないアイデアを求めています。
- 失敗しても構いません。たくさんのユーザーがほどほどに好きなプロダクトよりも,ほんの少しのユーザーが深く愛してくれるようなプロダクトを提案してください。
- 本プログラムでは,世間の流行りから少し離れた新しい領域への,おもちゃのようなものから始まるプロジェクトを積極的に求めています。
新型コロナウイルスによる影響について
本学では2020年4月16日に,「新型コロナウイルス感染症拡大防止のための北海道大学の行動指針(BCP)」を策定しました。今年の本プログラムの定例会に関しては,「レベル1_制限(小)」以上のときは,基本的にオンライン開催といたします。プログラム採択者には,常に本学が発表する最新の行動レベルの指針を運営メンバーから発信しますが,自身でもホームページ等で常に確認して指針に沿った活動を取ってください。基本的に「レベル3_制限(大)」以上では,活動ができません。また「レベル2_制限(中)」では,作業スペースであるテックガレージの利用をチームごとのシフト制とします。感染防止拡大措置を講じた上で活動を実施してください。「レベル1_制限(小)」のときは,感染防止に最大限配慮した上で活動を実施してください。
FAQ
Q.他のコンテストに出したものも応募できますか?
A.はい、応募可能です。
Q.ここで作ったものを他のコンテストに出すことは可能ですか?
A.はい、可能です。むしろ推奨しています。
Q.留学生も参加できますか?
A.はい、参加可能です。定例会は日本語での開催になります。
Q.資金はいつ入りますか?
A.基本的にはプログラムスタート時にお渡します。ただし、開発資金は2回に分けて段階的に支援します。
Q.途中でドロップアウトすることは可能ですか?
A.可能です。プロジェクトが失敗すること自体は構いません。ただ学びのある失敗をするように努力してください。
Q.学振を取っていますが、参加可能ですか?
A.本プログラムの活動費は人件費としてではなく調査費もしくは開発経費として提供されるものです。学振の研究専念義務と照らしあわせてご考慮ください。
Q.他の活動やインターンと並行して受けられますか?
A.はい、可能です。ただし出来る限り多くの時間を自分自身のプロジェクトに使うことをお勧めしています。期間中の時間の使い方の詳細は面接の際に伺わせていただきます。
Q.どの程度の時間を使うことを想定していますか?
A.支援対象となる方は、可能なかぎり多くの時間を自分自身のプロジェクトに当てていただくことを想定しています。
Q.起業や会社設立が必須ですか?
A.いいえ。本プログラムは技術プロジェクトや製品開発を行なうプログラムですので、プログラム期間中の起業や会社設立は推奨していません。
Q.詳細なビジネスプランは必要ですか?
A.いいえ、必要ではありません。ただし初期ユーザーからお金を貰う方法は考えて下さい。
Q.サービス業や小売業は可能ですか?
A.はい、可能です。ただしテクノロジーが関わることが必須です。
Q.応募を修正できますか?
A.同じメールアドレスで再度提出してください。最新のものを考慮します。
Q.複数応募は可能ですか?
A.いいえ、できません。代表者一人につき一つのアイデアの応募のみとなります。
Q.チームでの参加は必須ですか?
A.必須では有りませんが、チーム参加を強く推奨します。ただ理想的には2, 3人のメンバーでチームを組んでの参加をおすすめします。
Q.相談会への参加は応募に必須ですか? A.必須では有りませんが、参加をおすすめします。別途個別に相談もできますので、下記までご連絡ください。
お問い合わせ先
北海道大学 北大テックガレージHUTG運営チーム
e-mail: hutg(at)gfc.hokudai.ac.jp
主催・協力
北海道大学技術支援・設備共用コアステーション(CoSMOS)/グローバルファシリティセンター(GFC)
北海道大学大学力強化推進本部URAステーション
北海道大学産学・地域恊働推進機構
連携:東京大学本郷テックガレージ
*本プログラムは、東京大学本郷テックガレージの協力のもと連携して立ち上げたプログラムです。
北大テックガレージHUTG運営メンバー
北海道大学技術支援・設備共用コアステーション(CoSMOS)
CoSMOS/GFCセンター長 教授 網塚 浩
CoSMOS/GFC副センター長 佐々木 隆太
北海道大学 産学・地域協働推進機構
産学協働マネージャー 千脇 美香
北海道大学大学力強化推進本部URAステーション
ステーション長 阿部 弘
副ステーション長 加藤 真樹
URA 阿部 義之