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- 職歴
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平成16年(2004年)04月 前年度の国家公務員試験2種(化学)に合格して国立大学法人北海道大学の技術職員に採用され、電子科学研究所で勤務開始。
なお平成16年から国立大学の法人化に伴い、国家公務員試験による技術職員採用としては最終年度となる。就任当初は、分光機器の制御とデータ取得を行い、蛍光スペクトルや蛍光寿命のグラフなどをモニター上に表示するシステム開発を行っていた(2研究室)。
2005年上半期で以上のシステム開発が概ね完了したところで、10月より当研究所内に寄付研究分野として「ニコンバイオイメージングセンター」が設立され、センターの運営や活動に技術部からの技術支援が必要となったため、こちらへの業務支援を開始することとなった。
2011年で寄付研究分野としては終了したものの、研究所の1部門の「共創研究支援部 ニコンイメージングセンター」として研究者支援を継続して行っており、現在も業務支援を行っている。
- 研究・技術支援情報
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*当ページの最終更新 2024/07/26
電子科学研究所の共創研究支援部ニコンイメージングセンターの技術支援や運営支援などに携わっております。主な業務内容としては、以下となります。
- 光学顕微鏡の利用を希望する方への対応、各種問い合わせへの返答。
- 顕微鏡設備の操作説明、画像解析方法の支援。
- 機器や実験室などの維持管理。
- 各顕微鏡の利用状況の確認、集計作業。
- Webサイトの構築、更新などの管理全般(大学が提供のWebホスティングサーバーとWordPressを利用)。
- その他、担当教員からの依頼に応じた業務。
また上記以外にも、研究所所属の技術職員として、「国際シンポジウム等の研究所行事への開催支援」、「液体窒素の取扱講習会の開催支援」、「共用機器管理運営委員会」や「化学物質管理システムの部局内担当者」などにも携わっております。
- 講演/口頭発表会等
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- 平成24年(2012年)12月10日 「北海道大学ニコンイメージングセンターの業務に関して」 (口頭発表)、5研究所アライアンス技術発表会(大阪大学)。
- 平成26年(2014年)9月5日 「研究支援部ニコンイメージングセンターの業務に関して」 (口頭発表)、 総合技術研究会(北海道大学)。
- 平成29年(2017年)8月27日 「12年前よりオープンな施設 ニコンイメージングセンターを支援して」 (ポスター発表)、5研究所アライアンス技術発表会(東京工業大学)。
- 平成29年(2017年)8月28日 「北海道大学 電子科学研究所 ―機器共有に関して―」 (口頭発表で、技術部と北大の装置共同利用状況の紹介)、5研究所アライアンス技術発表会(東京工業大学)。
- 平成30年(2018年)6月28日 「北大ニコンイメージングセンターにおける活動支援」 (ポスター発表)、平成29年度ダイナミック・アライアンス成果報告会(北海道大学)。
- 平成30年(2018年)9月19日 「その顕微鏡から、超解像画像を作ろう」 (口頭発表)、北海道大学総合技術研究会(北海道大学)。
- 令和2年(2020年)2月14日 "Activity Reports at Nikon Imaging Center" (poster), ABiS Symposium Forefront and Future of Electron Microscopic Imaging (Okazaki).
- 令和2年(2020年)10月19日 「ニコンイメージングセンターの活動紹介」 (オンライン形式でのポスター発表)、部局横断シンポジウム(北海道大学)。
- 令和3年(2021年)11月1日 「ニコンイメージングセンターの活動紹介」 (オンライン形式でのポスター発表)、部局横断シンポジウム(北海道大学)。
- 令和4年(2022年)3月2日 「ネットワーク接続による共同利用機器の新展開」 (オンライン形式での口頭発表)、令和3年度北海道大学技術研究会2022(北海道大学)。
- 令和4年(2022年)10月28日 「ニコンイメージングセンターの活動紹介」 (ポスター発表)、部局横断シンポジウム(北海道大学)。
- 令和5年(2023年)2月2日 「高速ネットワーク接続が可能とした共同利用施設の設備提供の新展開 」 (口頭発表)、5研究所アライアンス技術発表会(東北大学)。
※発表10とほぼ同一の内容です。 - 令和5年(2023年)9月7日 「光学顕微鏡施設での、植物サンプルの観察動向に関して」 (口頭発表)、日本植物学会 第87回大会 関連集会 植物イメージングに欠かせない知識と技術5(北海道大学)。
- 令和5年(2023年)10月19日 「超解像顕微鏡でできることを知る 」 (口頭発表)、5研究所アライアンス技術発表会(北海道大学)。
- 令和6年(2024年)1月18日 「ニコンイメージングセンターの紹介」 (ポスター発表)、第1回北海道大学コアファシリティシンポジウム(アスティ札幌)。
- 令和6年(2024年)2月15日 「超解像顕微鏡を説明し、できることを知る 」 (口頭発表)、第35回生物学技術研究会(基礎生物学研究所)。
※発表14とほぼ同一の内容です。
※上記リストには、技術職員として行った発表以外も含まれますことは、ご了承ください。
※また上記以外でも、当研究所で毎年開催の国際シンポジウムでも、随時ポスター発表を行っております。
- その他活動/業績
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- 各種の学会や展示会等の小ブースで、北海道大学ニコンイメージングセンターの施設や機器の紹介として展示発表を行う。
- 平成19年(2007年)~平成23年(2011年) 「第10,12,14,16,18回 細胞生物学ワークショップ」において、光学顕微鏡実習のサポートで開催に協力。
- 平成27年(2015年)3月18日 平成26年度の「先端・大型研究設備利用に関する大学力強化のための技術研究会」で、「共焦点顕微鏡を中心とした研修」を開催し、技術職員のスキルアップと交流の深化に努める。
- 令和2年度(2020年)より、ニコン社とAIによる画像解析と画像改善の共同研究を行い、その結果から顕微鏡ソリューションの事例として、「AI使用の高S/N化技術Enhance.aiによる光毒性低減と蛍光顕微鏡画像の明瞭化」のパンフレットを作成し、現在はオンライン掲載中(上記リンクよりご覧ください)
- 令和4年(2022年)3月2日~4日 自然科学研究機構 基礎生物学研究所が主催の光学顕微鏡のトレーニングコース「OPT2022 2022年 基礎から学ぶ顕微鏡光学系実習」において、世話人として開催に協力。特に今回、電子科学研究所は唯一のサテライト会場となり、現地会場との状況を同時配信して、参加者の実習を支援した。また参加者には、オンラインで「ニコンイメージングセンターの紹介」を行った(10分程度)。
- 令和4年(2022年)3月24日 「令和3年度 部局・分野横断技術交流会」で、「光学顕微鏡の観察の新展開:光学分解能を超える観察とリモート観察」を開催して、技術職員のスキルアップと交流の深化に努める。講師を招聘して行った講義については、オンライン配信として教職員や学生等も聴講可能としたところ、全国から50名の参加(同時最大接続人数)があった。
- 令和4年(2022年)12月19日~21日 自然科学研究機構 基礎生物学研究所が主催の光学顕微鏡のトレーニングコース「OPT2022冬 2022年基礎から学ぶ顕微鏡光学系実習」でも、世話人として開催に協力。内容等は、2022年3月とほぼ同様で、サテライト会場として実習支援を行うとともに、オンラインで施設紹介を行う(12分間)。
- 令和5年(2023年)8月 他の研究者による新規導入の装置について、技術審査の依頼を受けて対応を行う。
- 令和6年(2024年)5月 上記の自然科学研究機構 基礎生物学研究所が主催の光学顕微鏡のトレーニングコース:OPTへの運営協力に携わっていたが、一連のコースの過程から刊行された書籍「正しい結果を得るためのイメージング&画像解析実践テキスト」(羊土社)の刊行へも協力を行った。
※著者らのご厚意で謝辞に記載してくださりましたものの、併記された他大学等の技術職員の方々と比較しても、これといって積極的に携わったわけではありませんがー。 - 令和6年(2024年)11月14日 「第1回北大コアファシリティ研究支援人材育成プログラム
部局・分野横断技術交流会」で、「共焦点顕微鏡の観察技術向上セミナー - プロのテクニックと秘訣、おしえます」を開催し、技術職員のスキルアップと交流の深化に努める(予定)。
※技術職員として直接的な支援に携わった研究として、以下の学術論文の著者となっております。
- A Mercury Arc Lamp-Based Multi-Color Confocal Real Time Imaging System for Cellular Structure and Function. Kenta Saito, Kentaro Kobayashi, Tomomi Tani, Takeharu Nagai. Cell Structure and Function, 2008, 33(1) 133-141.
- Auto-Luminescent Genetically - Encoded Ratiometric Indicator for Real-Time Ca2+ Imaging at the Single Cell Level. Kenta Saito, Noriyuki Hatsugai, Kazuki Horikawa, Kentaro Kobayashi, Toru Matsu-ura, Katsuhiko Mikoshiba, Takeharu Nagai. PLoS ONE 2010/04/01, 5(4) e9935-e9935.
- 「連載:クローズアップ実験法 1波長励起Dual FRETによる生細胞内における複数現象の可視化」, 小林健太郎、永井健治, 実験医学, 2010, vol.28, 4(2010年3月号), 589-598.
- Spontaneous network activity visualized by ultrasensitive Ca2+ indicators, yellow Cameleon-Nano. Kazuki Horikawa, Yoshiyuki Yamada, Tomoki Matsuda, Kentarou Kobayashi, Mitsuhiro Hashimoto, Toru Matsu-ura, Atsushi Miyawaki, Takayuki Michikawa, Katsuhiko Mikoshiba, Takeharu Nagai. Nature Methods, 2010, 7(9) 729-732.
- Conjugation of Both On-axis and Off-axis Light in Nipkow Disk Confocal Microscope to Increase Availability of Incoherent Light Source. Kenta Saito, Yoshiyuki Arai, Jize Zhang, Kentaro Kobayashi, Tomomi Tani, Takeharu Nagai. Cell Structure and Function, 2011, 36(2) 237-246.
- Development of ultra-sensitive Ca2+ indicators, yellow cameleon-Nanos. Takeharu Nagai, Kazuki Horikawa, Tomoki Matsuda, Kentarou Kobayashi. Progress in Biomedical Optics and Imaging - Proceedings of SPIE, 2011, 7910.
- Fluorescence radial fluctuation enables two-photon super-resolution microscopy. Motosuke Tsutsumi, Taiga Takahashi, Kentaro Kobayashi, Tomomi Nemoto. Frontiers in Cellular Neuroscience, 2023, 1243633. doi: 10.3389/fncel.2023.1243633
本論文の発表ではプレスリリースも刊行し、本学Webサイトでも掲載(下記PDFファイル)。https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/231016_pr.pdf
- その他
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- 2004年(平成16年)4月-2006年3月までは、所内の2研究室で計測機器制御プログラムの構築に携わり、2005年11月の北海道大学ニコンイメージングセンターの設立以降は、イメージングセンターの担当業務を中心とする。
- 2014年 北海道大学で開催の「総合技術研究会」の運営委員として、開催を支援。
- 2015年度~2017年度 工作観測グループフォーラム担当となり、学内での当該グループの各種活動を支援。
- 2016年 「北海道大学技術研究会」の運営委員として、開催を支援。
- 2018年度 業務内容等を再検討し、工作・観測系ユニット→分析系ユニットへと移動。
- 2021年10月-2023年9月 技術支援本部業務調整会議のスタッフ・ディベロップメント(SD)実施専門部会委員に就任。以下に記す技術職員の人材育成や研修の企画等を担当。
2022年4月 新任技術職員を対象とした研修を担当。ただし今回はオンライン開催となったため、業務紹介の動画を作成。
2022年8月 北海道内の中堅技術職員研修を担当。
2023年4月10日-11日 新任技術職員を対象とした研修を担当。また自身の職場紹介も行う。
2023年9月19日-20日 「北海道大学技術研究会2023」の運営を担当。 - 2022年4月20日 分析系ユニットの「第1回 ラボツアー」を行い、担当職場や職務内容を学内の技術職員に紹介。
- 2023年1月26日 当センター利用者の教員からの依頼を受け、工学部応用化学専攻3年生を対象とした、「分析化学2」の講義の一部を行い、イメージングセンターの紹介や、本学の共用機器の取り扱いなどを説明(約30分)。同様の内容で、2024年1月25日にも講義を行った。
- 令和5年(2023年)12月20日 全国の光学顕微鏡の共用施設の装置担当者による、イメージング施設連携相談会のオンライン会合で、「さまざまな装置利用者の事例、そして傾向と対策」(サブタイトル:こんなユーザーはいやだ!)で、利用者への対応状況の紹介等の発表を行う。
- 令和6年(2024年)6月19日 全国の光学顕微鏡の共用施設の装置担当者による、イメージング施設連携相談会のオンライン会合で、「奨励研究GETの秘策おしえます」(サブタイトル:みんなで、科学研究費助成事業(科研費)奨励研究の採択を目指そう!)を企画し、科研費の奨励研究が採択された技術職員を講師として、効果的な奨励研究の申請書作成方法をレクチャーしてもらう。