技術職員

永井 謙芝 Nagai Norishige

技術支援本部 統括技術長 / 技術専門員(医学・動物実験系、情報技術系グループ長 / 情報技術系ユニットリーダー)

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関連技術分類
研究・技術支援情報

北海道大学採用時は研究室の技官として生体工学、福祉工学関連の研究支援を行い、情報基盤センターに異動した後は情報ネットワーク、情報セキュリティ関連の業務に従事しています。研究室で働いていた時代(1990年代以降)に関わったものとしては、「VR(virtual reality)・MR(Mixed Reality)技術」や「自動車危険回避システム」のほかに、イベントなどでリアルタイムに字幕を表示するための「パソコン要約筆記システム」など、現在では身近になっている技術の基礎的な研究に加えて北海道大学病院と共同で「人工内耳、電気刺激による耳鳴り治療」の開発にも着手していました。

その他活動/業績

他機関共同研究支援活動

  • 2001年~2002年 パソコン要約筆記システム(株式会社 ビー・ユー・ジー)
  • 第6回DPI世界会議札幌大会一年前プレ大会(2001年)
  • 第6回DPI世界会議札幌大会(2002年)
  • 2005年12月 「バーチャルリアリティ(VR)技術を用いた上下肢リハビリテーション(コンピュータセラピー)」研究(札幌医科大学/財団法人ユニベール財団)

受賞歴

  • 1998年4月 科学研究費補助金 奨励研究(B)採択 「冬期用杖における滑り止め部分のワンタッチ切替機構の開発」
  • 2000年4月 科学研究費補助金 奨励研究(B)採択 「冬期用杖における滑り止め部分のワンタッチ切替機構の改良」
  • 2017年6月 第30回全国共同利用情報基盤センター長会議 功績賞
その他

今後のデジタル化を見据えて

スキルや人脈を広げていく意欲ある人を期待

私は本学のネットワーク構築・運用・セキュリティに関連する業務、電子証明書、他機関認証連携に関連する業務などを担当しています。構成員数やキャンパス面積、遠隔施設などの規模で言えば、本学のネットワークインフラは、大手プロバイダの基幹システムと同等レベルの装置群によって構成されており、更新時には億単位の調達に関わることもあります。大規模ネットワークやスーパーコンピュータの分野に興味のある人にとっては、うってつけの業種です。

サイバー攻撃の高度化・巧妙化に加えて、組織的な活動も盛んになっている昨今、セキュリティインシデント対応業務は魅力よりも苦労の方が大きいですね。ドラマのようにコンピュータを駆使してハッカー(クラッカー)と戦うような場面はありませんが、世界でどのような攻撃が流行しているかなどの情報に触れることはあります。学内からコンピュータやネットワーク、セキュリティに関する問い合わせや対応の連絡を受けますが、限られた予算とマンパワーで奮闘していることを理解し、私たちのアドバイスを受け入れてもらえた時には、気持ちが楽になります。

コロナ禍の収束後も、育児や介護をしながらのリモートワーク化を含めた仕事のデジタル化は進みます。それに合わせて体制も工夫していく必要があると思っています。また、技術職員の一元化が進むことで、様々な業種に関わることも可能になるので、興味のあることを通してスキルや人脈を広げていく意欲のある人が集まってくれることを望みます。